美肌は才能?
そう、私は生まれつき肌が弱い。
幼少期食べ物の好き嫌いが半端じゃないくらい多く、材料不足で皮膚組織がきちんと作れなかったんじゃないかと思う。
その上、南国の強い紫外線に無防備に晒されまくって、ほくろの数が冗談抜きで100じゃきかない(右腕の見える範囲だけでも20以上)
なぜか仮に露出してたらおまわりさんこっちですなお腹や胸、お尻の際どいところにまで容赦なく満遍なくホクロがある。
私の肌はドット柄。
さながら星座早見盤だ。
一等星からは毛が生えてたりするし流れ星なのかな?燃え尽きろよ全然儚くないんだよ願い事言い放題だよ……
まぁ、それだけなら、100歩譲ってチャームポイントが多いね!でねじ伏せられる(ような気がしてた)けれど。
20代後半に差し掛かった今、ホクロになりきれなかった勢力がよりいっそう体を彩ろうとしている。
言うてしまえばホクロ未満のシミそばかすが無視できないほど浮いて、見るに耐えなくなっとると。みたんなかと。
このままではたるんだ目の下に青白い天の川が流れ、顔のあちこちに密度の高い銀河や星雲を内包し、鏡を見るたび精神がブラックホールでぺっちゃんこ。
やばい。このままだと私一人で宇宙を体視してしまう。
生まれてこのかた彼氏もいないし見せる相手なんて寂れた銭湯に行った時たまに隣で体洗ってるばあちゃんくらいだ。
しかも多分老眼で見てくれない。
私の文字通り体を張った芸術もマジもんのひとりぼっち惑星。
「びはくより ひょうはくしたい このうちゅう」
とか意味のわからん575を誰かに送って慰めるしかない……
とまでは思ってないけど。このネタ通じるの多分ここ一ヶ月くらいだからやっとく。
とりあえず電球という文明の利器で星はガッツリ駆逐できるわけだし、化粧すりゃどうにでも隠せるだろ、くらいに思ってたけど。
世間には、潜在意識とやらだけで顔つきまで変えた猛者がいると聞いた。
「よく見たらそんなに可愛くないはずなんだけど所作が上品で美人に見える」的な雰囲気フィルター機能とかでなく、瞳の色や鼻の高さまで明らかに変化があった、という。ばけもんかよ。
脳内に数パーセントくらい居る小賢しい私は「目の色まで青っぽく変わった=メラニンを気合いで駆逐した……いや多分光めっちゃ眩しくてサングラス必須になるし受容器官が適応できなかったらどうなんだよ」などと至極淡白な感想を抱いた一方で、思考の大部分を占める単純大バカな私は超素直に思った。
日本人の顔が外国人の顔にすら変わるのなら、肌くらい余裕で大改造できるじゃん?と。
"美肌は天才と同じ。"
誰が言ったか、そんな常識。
凡人は365日、日々劣化していく装甲を繋ぎ止めようと努力を強いられる運命?
持って生まれた顔すら変わるのに?
生まれつきの顔変えるってほぼ遺伝子への反逆じゃない?おめーの顔、ねーから。って設計者にすっげぇ喧嘩の売り方してない大丈夫?さらに実際それをやってのけた人間が一人でも存在するってすごくない?
それでも、この「整形せずに潜在意識で顔を変えたよ」って話は実際にビフォーアフター写真見比べたわけでもないし嘘っぱちなのでは……とか夢のないことをいう小賢しい私は確かにいるけれど。
あなたも「仲の良い夫婦は顔が似る」なんて話なら結構聞いたことがあると思う。
かなり信憑性高いというか実例(両親)が間近にいてこれは信じざるを得ない。
身近な好きな人に似るっていうのが不可能じゃないなら。
もしかして本当の本当に、潜在意識ってなんでもアリで、骨格とかは無理でも美肌くらいなら出来ちゃうんじゃない……?
そこでアホが光速で加速していく私は突拍子もなく大志を抱いた。
若返りとかアンチエイジング→取り戻す以前にそもそも綺麗な肌だった時期が存在しない
その私がレーザーとか高額化粧品とか使わず、潜在意識で綾瀬は○かもびっくりな美肌になれたらそれはもう、人類の悲願達成っていうかとてつもない財産にならない?
足のすねなんて小学生の頃にはもう鮫肌通り越して魚鱗症ってくらいにガサガサでひび割れてた。
中学時点で両目の下にハの字うっすら見えてた。
それがこの歳からでもお手軽に美肌ぷるぷるもっちもちになるってわかれば、何億人の女性たちが幸福になるかな。
そうか、そうだ。
私だからこそ、意味があるんだ。
遺伝とか才能とか環境とか関係ない。
最大の武器である若さすら美しさを保てなかった私が、絹のような白く美しい肌を後天的に手に入れたという事実は、多くの人の幸せに繋がる。
私にできたんだから、あなたにも絶対できると、発信するのだ。
美肌であることは、私がこの世で全うすべき使命なんだ!!!!!(超飛躍)
と、までは別に思ってnいやここまで来たら思えよって感じですけど、クソ長い前置きはここまでにして。
今年の誕生日から一年かけて、私の肌は劇的に生まれ変わります。
そしてこれを読んでいるあなたに「この肌ですらここまで変わるんだ……私のなんてもっと余裕に決まってる!」と言わせてみせる。
自分の常識をぶっ壊しながら、色々試行錯誤していきたいと思うので、その過程をblogにまとめてみようと思います。
「バカなことやってんな~」って真夏の太陽の下ピ○チュウでも探しながらそっとお付き合いくだされば幸いです。